K様・お墓工事

蝋梅の淡く黄色い花にとてもいい香り・・・

春はもうすぐかな・・・

 

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大島石・丁場見学へご案内させていただいたK様のお墓工事に

取り掛かりました。

 

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まず設置スペースを確保するため

ご先祖様のお墓を少し移動する必要がありました。

 

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少し 移動する・・・それだけの作業なのですが

もしかして・・・埋め土なのかな?

掘っても掘っても地山は出ず

「あ~キカイ持ってきて良かった。」

 

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かなり硬い地山まで掘らないと安心出来ないので・・・

一心不乱に掘り進みます。

 

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思ってたより軟弱地盤でした。

 

 

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地山が出てきました。

これで安心して締め固め作業が行えます。

2トンダンプへ土木資材を積んで来ていますので

運搬機械で運び入れながら

ランマーで転圧していきます。

まさに20センチ転圧で何度も繰り返していきます。

 

 

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分厚いコンクリートの基礎も

地盤固めをしていないとやっぱり傾くんですよね。

 

私は出来る限り地面を掘り下げて

地固め重視を心掛けています。

地震に強いお墓は、基礎工事からだと思っています。

草の根を起こして取らないですぐにランマー転圧出来たら

気が楽なんですがね。

それではお孫さんの代で残念なことになり兼ねないので・・・

 

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基礎工事が終われば

トントン、日野の2トンてな具合で

順調に仕上がっていきます。

もちろん、最後まで気は抜けないのですが・・・

 

  大島石9寸・座布団付 「観音開き扉付き」

 

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「倶會一處」

さまざまな境涯を経た人も、弥陀の浄土へ行けば、

一つ処で喜び会えるということ。

(倶に一処に会す)「阿弥陀経」より

 

 

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観音開きの扉付きです。

 

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物置石は、万成石を選んでくださいました。

 

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人工的には造れない皮肌。

まさに地球からほぐり出されたままの素材なんです。

あえて手を加えない。大地の鼓動を感じます。

時に荒々しく、

また、優美な表情がたまらなく私好みです。

玉砂利との相性も良いです。

 

 

ご先祖様の納骨を

お手伝いして完成致しました。

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K様の息子様方にも大事に受け継がれることと 思います。

やっぱりお墓が落ち着くね。癒されるね。

そんなお墓づくりを基本に作業させて頂いております。

K様大変ありがとうございました。

庵治石・丁場、工場見学 ⑶

丁場から(株)NNストーンへ帰り工場見学させてもらいました。

 

 

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丁場で選りすぐられた庵治石の塊はここでまた切削され、厳しい基準をクリアしていきます。

原石の状態ではわからないキズ、模様、ナデを見極め、墓石用石材では世界一と

うたわれている

こだわりのお墓が出来上がっていきます。

 

 

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庵治石の他、大島石、万成石、天山石など国産材を取り扱っております。

 

 

 

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切削して、キズの有無をチェックしています。

髪の毛の細さ位のものなので、非常にわかりにくいのです。

この段階で、良くないところを省いていきます。

それでも庵治石の最大の特徴の「斑(ふ)が浮く」優美な現象がみられますね。

 

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基準から外れた石は、ダンプカーで

処分場へ運ばれ環境材などへ、再利用されます。

 

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修業時代の後輩の顔を見ると、とても安心します。

 

 

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私 の管理していた集塵機・名前プレートまだ貼ってくれてました。

こちらでお世話になり、二ヶ月目でこの工場へ移転、落成式

が行われたのを今でもよく覚えています。

 

それでは社長の息子さんをご紹介いたします。

私がお世話になってた頃は小学生の勇治君でしたが今では

かなりの腕をもつ

職人さんに成長されました。

 

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毎年恒例の「あじストーンフェア2013」 では

 

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「最優秀賞」を受賞!!

思う存分チカラを発揮していただきました。

またのご活躍を楽しみにしています。

 

 

 

 

庵治石・丁場、工場見学 ⑵

丁場へ上がる道は、とても厳しくスリップして上がれないこともあります。

うどん腹の私は右に左に

ゆさぶられ・・・

 

 

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有限会社中村節郎石材さんの丁場です。

修行時代には朝、晩、同じ釜の飯を食べさせてもらいました。

毎日美味しいご飯を作って頂き、ありがとうございました。

 

 

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ひときわ大きな石の塊が見えますね。

 

近寄ってみると

 

 

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う~ん

まだまだ

 

 

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小柄な私がさらに小さく見えるほどの巨大な庵治石の塊です。

NNストーン社長いわく、「推定800トンくらいちゃうか~」

「まだ半分くらい下にうもっとるんじゃ」

このままじゃあ工場まで運べないので、適当な大きさに割るそうです。

この段階ですでに、南北のカサネキズ、東西の二番キズを見極めながら・・・

 

 

 

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「この石全部、お墓にとれたらええのにね」

「いやあ~選り抜きで3%のもんやで~」

「工場へ運べる大きさに割ったら工場のワイヤーソーで

切削していくんよ」

 

 

 

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NNストーン工場まで戻ってきました。

 

to be continued

 

 

庵治石・丁場、工場見学 ⑴

師走に入り、何かとせわしく感じられる日々からエスケープ。

 

 

瀬戸大橋を渡り・・・

 

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途中で、かいくんと待ち合わせ・・・

ラーメン屋さんでごちそうになり、

楽しい食事も終わり、かいくんは関東方面へ・・・

いってらっしゃい~

 

 

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そして、

酉年生まれの私は、

バタバタ~と私の第二のふるさと香川県高松市庵治町へ、

修行時代お世話になった

石材加工会社・(株)NNストーンへ里帰りして来ました。

 

 

 

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「休んでいきまい」と、コーヒーを淹れてくれ

中村社長と近況報告!

「ちょうど丁場で大割された石があるから見に行こう」

「むちゃくちゃ~おきょいんやでえ~」

「そのまえにうどん食いに行こう」

と、連れてってくれました。

 

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名店・山田屋さんです。

社宅から歩いて来れるお店でしたので、よく食べに来てました~

 

 

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美味しいうどんが食べられるのは言うまでもありませんが

建物、お庭など視覚的にも楽しませてくれます。

思えば、先代・秋好氏に弟子に入る前連れてきていただいた時から

すっかり

お気に入りのお店です。

讃岐うどんでお腹もおきた(讃岐弁:お腹いっぱい)ところで

 

 

 

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丁場へ行ってきま~す。

to be continued