石物語

カタブツ親父のお墓づくりの物語

・丁場(お墓の石が採れる山)から石を切り出す山石屋さん
・確かな技術の加工石屋さん
・庵治修行で鍛えられた眼力、技術を備えた、たたき上げの職人の私
この三本の矢をご紹介致します。

どの工程でも物語があり、山石屋さんは目当ての石をほぐり出したい為に何日も費やし、
道を整備し雨水がたまればポンプ車を導入し、雨水をくみあげ環境を整備します。
雨の日に発破作業に使う備品(細長い袋に土を詰めて火薬をセットしてふたをする役目をするもの)
を作ったりと、重機のメンテナンス等とても容易なものではありません。
私も修行時代お手伝いしたことがあるのですが、なかなか根気のいる作業です。

聖地(丁場)から時を経てお目にかかれた原石もお墓に出来るほどのキズ(原石の状態で判別できる亀裂)
のない原石となると採れる量の全体の3%~5%と聞いています。
キズや石目の悪いところを避けて分別された石をダンプカーに積み運び出すのも弟子の仕事でした。
それらの副産物もまた違った役割で生かされています。

大島石、万成石も同様、原石の状態でキズを分別しています。
分別されたいわゆる端材でもお墓の形は出来ます。
しかしキズ、石目の悪いところを見逃し妥協して心無いモノ作りを行う事を私たちは嫌います。
なぜなら、いつまでもお墓をご先祖様同様に愛して欲しいからです。
奥ゆかしくも力強くいつの時代にも静観な佇まい、いつまでも変わらぬご先祖様への尊敬・偲ぶ想いは子々孫々、
継承されるはずです。
どうか大切な想いを込めて物語を創りませんか?

私の大好きな聖地に足を踏み入れてみませんか?
そしてこれから始まるお墓づくりをお手伝いさせて下さい。

私ども一同精一杯尽力致します。

今回ご縁を頂きカタブツのお話を最後まで読んで頂きありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。

 

 

庵治石・中村節郎石材丁場

 

 

 

発破前

 

 

発破後


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大島石・山西石材丁場

 

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小割の様子

 

 

 

 

 

岩盤の石切様子(ジェットバーナーでの作業)
業界用語で「ツマリをヌク」と言います。
壮大な作業でしょ??

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万成石・武田石材丁場

 

 

 

 

 

 

削岩機にて発破に向けて穴あけ作業中

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重機にて石の分別作業中
ここで良い石と悪い石を分けてます
これがまた大変・・

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