聖域への想いⅩ

お酒がすすみ

 

職人さんの鼻の下も

 

ご機嫌です(*´▽`*)

 

「ますもとよ~

 

いつも庵治石さわらせてもらいよるが

 

実は物凄く贅沢させてもらいよるの知っとん?」

 

庵治石とは・・・

 

こんなエピソードを話してくれました。

 

気に入ったサイズの庵治石を

 

わけてもらうため、

 

特に採れにくい大材は

 

二か月も前から

 

丁場にあがって、

 

原石にチェーンをかけて吊り上げ作業の

 

お手伝いをして

 

親睦を深めていきながら

 

虎視眈々と極上細目をロックオン(≧◇≦)

 

山の親方の御眼鏡に適うと

 

「どれが、欲しいんや?」

 

かまわん、もっていけ!」

 

やっとお目当ての石を確保ヽ(^o^)丿

 

ただ単に、この石ください!

 

ではすまされない慣わしがあり、

 

それらをひとつひとつ

 

クリアしていかないと

 

簡単には手に入ることは出来ません。

 

しっかりと庵治石の価値が分かっている

 

石屋さんにしか

 

扱える石ではないんよ!

 

ご縁あって庵治に勉強に来たんだから

 

江田島へ帰っても

 

庵治石を扱う石屋さんになろうで!

 

「はい!頑張ります。」

 

To be continued

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖域への想いⅨ

ノミと石頭の音色が

 

軽やかになってきた頃

 

職人さんとも、

 

石屋さんトークができるようになりました。

 

「おう、あさっての土曜日

 

夕方から近所の石屋の職人さんと、

 

一緒に飲むで

 

うちんくきまい!」

 

その職人さんは、若い頃からあちこち

 

職人として渡り歩いていて

 

いろんなエピソード聞かせてもらえそう(*ノωノ)

 

ついでに

 

甘い辛いも、

 

お勉強させていただきます<(_ _)>

 

行ってきま~す(*^^*)

 

To be continued

 

 

聖域への想いⅧ

はつってもっとベイベ~(^^♪

 

サザンさんのあの名曲もセンスない鼻歌に・・・(*ノωノ)

 

今日も

 

庵治石を、はつりながら

 

時々自分の手も叩きながらの、

 

カタブツ小僧

 

ノミと石頭で、石をはつるお勉強です。

 

石に当てるノミの角度で

 

はじけ飛ぶ破片の、大きさが変わってきたり

 

カド周辺をはつる時は

 

特に要注意です。

 

石とは

 

硬いのにカドは脆い

 

下手なチカラが加わると

 

はじけ飛んでしまいます(≧◇≦)

 

さんざんパンコロ(失敗して使い道のない石)も、

 

つくりましたね~(>_<)

 

「おーい、来週から

 

フランスから彫刻家の方が来て

 

1ヵ月位滞在するから

 

毎朝母屋で一緒にご飯食べて

 

工場へ来てくれ!」(当然ながら晩ご飯も一緒)

 

ええ~(゚д゚)!

 

早速、初日から

 

ご飯に卵をかけて卵かけご飯ならぬ

 

ヨーグルトかけご飯(◎_◎;)

 

私も、未だに未体験ゾーンです。

 

結構美味しいよ~と

 

いつも食べられている方は味覚詳細を教えてください。<(_ _)>

 

ちょうどその年

 

世界各地の彫刻家の方々が

 

1ヵ月位滞在して

 

庵治石を使った作品を

 

制作するというイベントでした。

 

また、

 

国内の彫刻家の方々が、

 

作品を運送会社の倉庫へ持ち込まれるので、

 

手伝い(頭数)に行かせてもらったりと、

 

貴重な体験をさせていただきました。

 

フランスからの彫刻家さんの

 

滞在期間が終わり

 

お別れの日が近づいた頃

 

庵治に滞在中

 

どこで見つけてきた石なのか

 

分かりませんが

 

こんなプレゼントをいただきました。

 

 

 

 

粋なペーパーウエイトですね(*´▽`*)

 

この「石」を見ると

 

当時の頃を思い出します。

 

第二のふるさと庵治。

 

そして

 

聖域庵治大丁場。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ついに

 

ご縁いただきました(*´▽`*)

 

To be continued

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖域への想いⅦ

さて、ブサイクながら

 

自分の「いしやさん」道具が

 

揃いました!(^^)!

 


 

 

 

 

 

 

 

 

京都型の香炉と言われても

 

ピンとくるはずもなく

 

教えてくれるがままに、

 

見よう見まね(・_・;)

 

子どもの頃から

 

父の石をはつる後ろ姿は見てきましたが、

 

まさか自分もすることになるとは((+_+))

 

後ろ姿しか見てないので

 

教えてもらうからには

 

正面から見て、

 

ノミの持ち方、石頭(金づち)の使い方

 

そしてあの独特な左足を折り曲げたスタイルなど、

 

じっくり観察(・_・;)

 

のはずなのですが・・・

 

早速、洗礼を・・・(>_<)

 

はつった石の破片がとんできて

 

とても前で見ていられない(>_<)

 

こ・これは・・・

 

新しい?(゚Д゚;)

 

ボクサーのトレーニング?(*_*)

 

はじけ飛ぶ破片が顔じゅうに当たり

 

痛くて痛くて

 

避けきれません(>_<)

 

さて、自分もやってみることに、

 

案の定

 

はじけ飛ぶ破片に

 

眼鏡もすぐに穴ぼこキズだらけ

 

眼鏡をかけていても

 

目の中に入ってくることは

 

よくあることで、

 

どうしても

 

取れなくて困った時

 

職人さんに相談しました。

 

「見してみ」

 

眼鏡を外して見てもらうと、

 

上まぶたをつまんで

 

あっという間に

 

捻りを加えながら

 

べろんとひっくり返され・・・(>_<)

 

そのあまりに慣れた早業

 

しかも

 

さっきまで石を削っていた

 

石粉まみれの手で・・・(>_<)

 

初めての出来事でビックリして

 

声が出なかったのですが、

 

あれ?目に入った破片が取れてる(≧◇≦)

 

「おう、いつでも見てやる!

 

また言うてきまい!」

 

ハイ、ありがとうございました。

 

内心、もうこの件の相談はすまい

 

そう誓いました(≧◇≦)

 

そして、本来の石をはつって

 

平らにしていく作業。

 

なにより、デビューしたての小僧

 

ノミに金づちをあてるのが

 

精一杯で、よそ見すると

 

失敗して自分の左手を叩いてみたり(>_<)

 

金づちを持つ右手は、

 

非力な小僧を鍛えてやろうと、

 

1,5㎏の金づちを用意してくれ

 

腕はだるい、握る手はマメが潰れ・・・(>_<)

 

集中力きれて

 

自らの左手を

 

叩く始末(;´д`)トホホ

 

カタブツ小僧の心も

 

眼鏡同様キズだらけ

 

 

 

To be continued

 

 

 

 

聖域への想いⅥ

ご無沙汰しております。

 

こんなにも

 

こちらをお休みしてしまうとは・・・(>_<)

 

そうそう、

 

弟子入りして初めてのGWは、

 

瀬戸大橋開通して間もないので

 

走行する車の下側に線路がある

 

マリンライナーに乗って江田島に帰るのが

 

唯一の楽しみでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、

 

自分の車を買ってもらい

 

自由にどこにでも行ける・遊べる

 

なんてことは夢のまた夢・・・(ノД`)・゜・。

 

お世話になる親方に

 

心配させるだけなので

 

当然NGです(>_<)

 

辞書みたいな分厚い

 

JR時刻表でタイムスケジュールを調べて

 

時間を費やしました。(*^^*)

 

三日間の連休明けに待っていたのは、

 

親方からのキツイお言葉

 

「帰省するなら、連休前に

 

言うてこんか!

 

もうこっちに帰ってこんか思うたわ!」

 

あちゃ~(*_*)

 

完全に勉強不足(>_<)

 

同じ釜の飯を食わせてもらい

 

親代わりしてもらっているのに、

 

たとえ会社が休みでも、

 

勝手に帰省したのは

 

明らかに世間知らず小僧のする事。

 

自分用に買って帰った

 

もみじ饅頭を急いで持って行きましたね(≧◇≦)

 

あの時は・・・

 

叱ってもらえて良かったな

 

気にかけてくれてるんだな(* ̄▽ ̄)フフフッ♪

 

そう思えるようになったのは

 

それから

 

かなり時間が経ってからでした(*´▽`*)

 

 

 

To be continued

 

 

 

 

 

平和の使者

ある日曜日の朝

 

そう

 

自治会のリサイクル収集を終えて

 

現場作業に向かう頃です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電線にとまり

 

古鷹山を望みながら

 

一日の平和を願う

 

ように寄り添う

 

二羽の鳩

 

良い知らせを運んできてくれる

 

そんな予感

 

運気上昇間違いなし(*´▽`*)

 

また、ご報告できたらいいな

 

そう願っています(*^^*)

 

本日もありがとうございました。

 

 

 

 

聖域への想いシリーズ

 

あれ続きどうなった?

 

申し訳ございません。

 

もうひとつ現場を完成させて

 

再始動します<(_ _)>

 

 

 

桜の木の下で・・・

すっかり春の訪れを

 

感じながら・・・

 

あ~衣替えしなきゃ(゚д゚)!

 

気がつけば

 

もう四月です。

 

毎年のことながら

 

ツバメの往来に癒されています(*´▽`*)

 

 

 

 

さて

 

今回は、先日

 

納骨法要のために

 

県外から

 

江田島に帰られた

 

御家族様です。

 

四月に

 

納骨に江田島に帰るので・・・

 

どのようにすれば?と、

 

お電話くださいました<(_ _)>

 

 

 

お亡くなりになられた

 

ご主人様の法名を刻む作業と、

 

お墓のクリーニングを提案させていただきました。

 

四月吉日・・・

 

教法寺さんで法要を行い

 

お墓に向かいます。

 

江田島町の指定史跡の

 

五輪塔の横道を

 

手を合わせて通ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時折り

 

桜の花がユラユラと舞う

 

光景は

 

何とも言えませんね(*´▽`*)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞い散る桜が

 

五輪塔の笠にそっと優しく・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、○○家墓所に着きました。

 

先祖代々のお墓がならんでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歴史で残っている限り

 

江田島町に一番古くから・・・

 

初代の方が

 

1346年

 

亀山城(鷲部)に入城・・・いう

 

言い伝えがあります。

 

その頃の江田島は

 

どんな感じだったのでしょうか・・・

 

興味深いですね!

 

誠にありがとうございました。

 

 

 

 

お墓クリーニング~納骨法要に向けて~

四十九日法要に納骨される施主様

 

初盆に納骨される施主様

 

お彼岸に納骨される施主様

 

様々だと思います。

 

共通しているのは

 

納骨に合わせて

 

故人の法名をお墓に刻むのが

 

習わしですね。

 

最近は、

 

なかなかお墓参りに行けなかったから

 

お墓が

 

汚れているかも・・・

 

刻んだ文字の塗料が薄くなって見えにくい・・・

 

目地が古くなり、

 

接着が出来てないかも・・・

 

新しく目地をいれて欲しい!

 

など、

 

ご相談されることが、

 

増えてきました。

 

全て解決する方法あります。

 

 

 

 

昭和五十三年に建てられたお墓です。

 

水アカがクッキリ黒くなってますね(・_・;)

 

 

 

 

大丈夫です

 

お任せください(‘◇’)ゞ

 

とはいえ・・・

 

やはり簡単には取れないのが水アカ(>_<)

 

しかしながら

 

私も、こういうのは得意なので

 

ついついハマってしまいます(≧◇≦)

 

何度も磨き、

 

水アカを落とし

 

乾燥させてチェックして、

 

再び磨く!

 

その繰り返しです。

 

水アカが取れると乾燥させて、

 

文字の塗料入れ、目地入れの

 

作業に入ります(*^^*)

 

かなり綺麗になりそうです!

 

私の指もかなりキレイになりました。(*^^*)

 

さあ!

 

完成しましたよ~(*´▽`*)

 

 

 

 

少し近寄ってみましょう

 

 

 

 

 

 

本当に綺麗になったかどうか

 

あやしいですね(・_・;)

 

写真を、クリックしてみてください

 

施主様に見てもらうのが

 

楽しみです!(^^)!

 

ご満足いただけると幸いに存じます(*´▽`*)

 

 

 

 

 

 

本日もありがとうございました。<(_ _)>

 

 

 

 

つながるご縁~K様お墓工事~

風も暖かく感じられ

 

春色に染まって来ましたね(*´▽`*)

 

 

 

 

 

春の訪れを

 

探しに自然と

 

足が向いて行ってしまいますね(*´▽`*)

 

 

実は

 

K様とのご縁は

 

しっかりとつながり

 

まだまだ広がっています(*´▽`*)

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わしの

 

お墓も同じでつくってくれんさい」

 

 

 

 

 

 

「K様お墓工事」の際

 

見に来られ、

 

家に帰ると真っ先に

 

「○○さんと同じお墓頼んだぞ~!」

 

と、奥様に・・・

 

「ほ~ね!えかったねえ(*´▽`*)」

 

どっちみちいるもんだから

 

気に入った石屋さんがええね!

 

そう喜んで話されていたと

 

教えていただきました。

 

 

 

 

そして、

 

今日3月3日

 

K様の四十九日法要でした。

 

納骨は私たちだけだから・・・と奥様

 

それがどうでしょう

 

こんなにも

 

愛され、慕われていたK様。

 

私も、思わず感涙・・・

 

皆さんの笑顔・心は、

 

必ず

 

K様も見ていてくれてますよ(*´▽`*)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

K様誠にありがとうございました。

 

 

 

つながるご縁~K様玉垣工事~

K様、お待たせいたしました<(_ _)>

 

玉垣工事取り掛からせて頂きます!

 

昨年のK様お墓工事の際

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

資材を置かせてもらい、

 

 

 

 

また、

 

埋め戻しの為の

 

土砂材料を積んだダンプカーの

 

降し場に使わせてもらったりと、

 

 

 

 

大変お世話になったK様。

 

「うちのお墓も、

 

少し手を加えてもらえますか?」

 

はい(‘◇’)ゞ

 

ご期待に添えるよう頑張ります(‘◇’)ゞ

 

打ち合わせを終えて

 

長い間

 

待って頂いていたので、申し訳なくて・・・

 

K様には、

 

言われてなかったのですが、

 

ご両親様の命日には、

 

新しく玉垣を

 

据え付けられた墓所で、

 

お墓参りしていただきたく思い・・・

 

 

 

 

ひたすらに

 

コンクリートの犬走りをハツリまくってます(・_・;)

 

 

 

 

 

なぜ?

 

上にのっける(据え付ける)

 

巻石との

 

相性を良くしてあげる!

 

こんな表現で

 

理解していただけるでしょうか?

 

つまり、

 

水平を合わすのは勿論ですが、

 

石積みと一体化させるのが目的です。

 

地震や経年変化により

 

巻石が、

 

ずれないように

 

見えないところに

 

アンカーボルトを使っています!(^^)!

 

納期を焦って

 

見えないところは見ないふり

 

なんて

 

もってのほか

 

ですよね!

 

 

 

 

うう・・・(>_<)

 

お腹がじゃま(*ノωノ)

 

今年は、やたら寒かったので

 

たくさん着込んでるんでね(*^^*)

 

きっとそのせい・・・(≧◇≦)

 

 

 

 

 

内側からモルタルを注入して

 

外側からは、左官ゴテで

 

仕上げていきます。

 

ここまでくると、

 

あとは、一気にいってしまいましょう!

 

工事にかかると、

 

もう完成したの?早かったですね!

 

と、よく言われます。

 

それは、

 

現場に入る前には、

 

必ず、

 

頭で作業内容の確認

 

シミュレーションしていき

 

最適な作業プランを練っていますので、

 

慌てて

 

必要のものを調達することなく、

 

また、

 

予想外のことが起きても

 

対応策も身につけていれば

 

もはや、

 

想定内にしてしまえば良いこと!

 

TVドラマでよく見る

 

難しい手術の前に、

 

目を閉じて

 

手術の様子を

 

身振り手振りで

 

シミュレーションしていく・・・

 

そんな感覚に似ています。

 

作業も順調に進み、

 

無事に完成しました。

 

 

 

 

 

 

ありゃりゃ(゚д゚)!

 

玉垣が綺麗に仕上がり過ぎて

 

石積みが汚れて残念((+_+))

 

予想外とは・・・

 

こういったことですね!

 

安心してください(*´▽`*)

 

想定内です。

 

 

こういった心配りは、

 

得意分野です。

 

 

 

 

きっと

 

地元に根付いた石屋さん

 

じゃないと

 

ここまで出来ないのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

と、

 

最終チェックと自己満足は

 

忘れない私でした(*´▽`*)

 

 

 

 

K様、誠にありがとうございました。<(_ _)>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日も

 

最後までありがとうございました。